• 忘れないようにいろいろ書きます。

    作業項目

    前回の記事ではラズパイの初回起動までを行いました。
    今回はSSH接続設定までを行いたいと思います。

    1. ラズパイのIPアドレスを固定(ルーターの設定)
    2. ラズパイのSSH接続設定
    3. SSH接続の確認

     

    1.ラズパイのIPアドレスを固定(ルーターの設定)

    ルーターのデフォルト設定だと、おそらくDHCPが有効になっており、
    ラズパイを接続するたびにラズパイに割り当てられるIPアドレスが変わってしまう可能性があります。
    DHCPとは、ルーターが接続された機器に対して、空いているIPアドレスを自動で割り当てる仕組みのことです。
    SSH接続するたびにIPアドレスを調べて接続するのは面倒なので、ラズパイのIPアドレスを固定する必要があります。

    ある意味ここが一番難しいところかもしれません。
    使用する環境によって設定方法が異なるので、自分で調べて設定するしかありません。
    しかしながら、参考になるとは思うので私の場合の手順を記載していきたいと思います。
    私の使用しているルーターはTP-LINK archer c9です。

    1.1.ルーターの設定画面を開く

    ここからは作業用PCでの操作です。
    ルーターの設定画面を開きます。
    私の場合はブラウザにルーターのIPアドレスを打ち込むと設定画面が開きます。
    ルーターのIPアドレスの調べ方は以下のとおりです。

    1. Windowsのコマンドプロンプトを開く。
      ”Winキー+R”を押すと”ファイル名を指定して実行”表示されるので、cmdと入力しokをクリックする。
    2. ”ipconfig”と入力しエンターキーを押す。
    3. 一番上のデフォルトゲートウェイの数字がおそらくルーターのIPアドレスなのでメモしておく。
      だいたい192.168.0.1とか192.168.1.1とかに設定されているらしいです。
    4. ブラウザにメモしたIPアドレスを打ち込んでエンターキーを押す。
      次のような画面が表示される。
      ユーザー名とパスワードは買ったときに設定しているはずなので、それでログインする。

    1.2.ラズパイのIPアドレスを固定する

    設定自体は簡単です。
    下の画面のように設定します。

    以下に設定の手順を書いていきます。

    1. 始めにラズパイのIPアドレスを確認します。
      ラズパイ上でsudo ifconfigと入力します。
      すると以下のような表示になると思います。
      eth0がラズパイの有線LANの現在のIPアドレスになるので、この場合inetアドレスの192.168.0.152をメモします。
      ちなみにwlan0がwifiのIPアドレス設定です。

      eth0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス b8:27:eb:24:7c:81
       inetアドレス:192.168.0.152 ブロードキャスト:192.168.0.255 マスク:255.255.255.0
       inet6アドレス: 2001:a451:2601:f100:8bdc:fc7:645b:f4b3/64 範囲:グローバル
       inet6アドレス: fe80::8950:3270:fc43:c7f4/64 範囲:リンク
       UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
       RXパケット:32640 エラー:0 損失:2 オーバラン:0 フレーム:0
       TXパケット:22290 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
       衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
       RXバイト:6184681 (5.8 MiB) TXバイト:10441899 (9.9 MiB)
      
      lo Link encap:ローカルループバック
       inetアドレス:127.0.0.1 マスク:255.0.0.0
       inet6アドレス: ::1/128 範囲:ホスト
       UP LOOPBACK RUNNING MTU:65536 メトリック:1
       RXパケット:259 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
       TXパケット:259 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
       衝突(Collisions):0 TXキュー長:1
       RXバイト:25724 (25.1 KiB) TXバイト:25724 (25.1 KiB)
      
      wlan0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス b8:27:eb:71:29:d4
       inet6アドレス: fe80::8bb7:d721:bb37:ef8/64 範囲:リンク
       UP BROADCAST MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
       RXパケット:0 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
       TXパケット:0 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
       衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
       RXバイト:0 (0.0 B) TXバイト:0 (0.0 B)
    2. ここからは作業用PCの操作です。
      先ほどログインしたルーター設定の画面で、
      詳細設定>ネットワーク>DHCPサーバー
      を開きます。
    3. IPアドレスプールを確認します。
      ルーターはこのIPアドレスプールの範囲内のIPアドレスを自動で設定するので、
      この範囲外の値を設定する必要があります。
    4. DHCPクライアントリストを確認しラズパイのIPアドレスを探します。
      ラズパイのIPアドレスに対応するMACアドレスを探し、メモします。
    5. アドレス予約の”+追加”アイコンを押してラズパイを登録します。
      ここでは、192.168.0.50に設定しました。
      MACアドレスは先ほどメモした文字列を入力します。
      説明は何でもいいです。

    これでこのラズパイは、起動しなおしても毎回192.168.0.50のIPアドレスが割り当てられます。
    複数ラズパイをルーターに接続している場合でも、それぞれMACアドレスは異なるので問題ありません。

     

    2.ラズパイのSSH接続設定

    2.1.ラズパイのSSH接続設定

    以下のコマンドを入力します。
    sudo raspi-config
    すると下のような画面が表示されます。

    5 Interfacing Options > P2 SSHの項目を選択しエンターキーを押します。
    “Would you like the SSH server to be enabled?”と聞かれるのでYesを選択します。
    ”The SSH server is enabled”と表示されればラズパイのSSH接続が有効になりました。

    上の画面にもどるので、Finishを選択して画面を抜けます。

    2.2.ラズパイ側のIPアドレス設定

    ラズパイ側のIPアドレスの設定をします。
    ラズパイ上で以下のコマンドを実行します。

    sudo nano /etc/dhcpcd.conf

    簡単にコマンドの意味を説明すると、
    「管理者権限(sudo)でnanoというエディタを実行して、ectの下にあるdhcpcd.confというファイルを編集するよ」
    という意味です。
    nanoの使い方は別途ぐぐってください。初見ではなかなか使えないと思います。
    ちょっとくせがありますが、これから何度も使用しますのでnanoの使い方に慣れていきましょう。

    昔は/etc/network/interfacesを編集していたようですが、現在は/etc/dhcpcd.confを編集するようです。
    以下の記述をdhcpcd.confの最後に追記してください。

    interface eth0
    static ip_address=192.168.0.50/24
    static routers=192.168.0.1
    static domain_name_servers=192.168.0.1

    ip_addressには固定したラズパイのIPアドレスを設定します。
    IPアドレスの最後に/24が追加されていますが、これはサブネットマスク255.255.255.0のことです。
    だいたいサブネットマスクは、255.255.255.0に設定されているので何も考えずに/24と設定してください。
    (ちなみに手順1.1の方法でサブネットマスクも確認できます。)
    routersとdomain_name_serversは、ルーターのIPアドレスを設定してください。

    以下のコマンドでラズパイを再起動します。
    sudo reboot
    ラズパイが再起動したら以下のコマンドでIPアドレスが変わったことを確認します。
    sudo ifconfig

     

    3.SSH接続の確認

    いよいよ実際にSSH接続を行います。
    まず、作業用PCにTeraTermをインストールします。
    公式サイト:https://ttssh2.osdn.jp/
    TeraTermはSSH接続するためのソフトウェアです。

    TeraTermを起動するとこんな画面が表示されるので、先ほど設定した192.168.0.50と入力しOKをクリックします。

    なんか画面が表示されますがOKを押します。
    するとさらに下のような画面が表示されるのでユーザ名にpi、パスフレーズにraspberryと入力しOKをクリックします。

    画面にラズパイのログイン画面っぽいのが表示されたらSSH接続成功です。
    パスワードのraspberryを入力しラズパイにログインできます。

    今後の作業はすべてSSH接続した前提で、作業用PC上で行っていきます。
    ここまで来れば、ラズパイのUSBキーボードとHDMIケーブルは必要ないので、抜いてしまいましょう。

     

    リンク

    1.Raspberry Pi3自作Webサーバー構築記part.1(ラズパイセットアップ編)

    2.Raspberry Pi3自作Webサーバー構築記part.2(SSH接続編)

    3.Raspberry Pi3自作Webサーバー構築記part.3(ラズパイ設定編)

    4.Raspberry Pi3自作Webサーバー構築記part.4(WordPress導入編)

    5.Raspberry Pi3自作Webサーバー構築記part.4-1(WordPress導入問題解決編)

    6.Raspberry Pi3自作Webサーバー構築記part.5(セキュリティ設定編)

    7.Raspberry Pi3自作Webサーバー構築記part.6(DDNS設定編)

    8.Raspberry Pi3自作Webサーバー構築記part.7(WordPress使い方編)


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